2023年04月24日 09:26

LIXIL住宅研究所は、これからの住宅に必要な機能をもれなく搭載した新たなコンセプトの住宅、健康を極めた「すごい家」において、搭載している空調換気システムの換気・除菌・脱臭機能について第三者機関による実物大実験(モデルハウス)を実施した。

「すごい家」は、THERMO=冬場どこにいても暖かい家、AIR QUALITY=いつも空気がきれいな家、SAFETY=安心して暮らせるストレスフリーな家をテーマに開発している。今回、開発テーマの一つである「AIR QUALITY~いつも空気がきれいな家~」を実現する「24時間熱交換換気システム+高気密性能+光触媒塗布床材」について、実物大のモデルハウスにて実証実験を行い、換気・除菌・脱臭の効果が確かめられた。

換気性能については、窓を開けずに24時間空調換気システムを稼働させた状態で室内にCO2を発生させると、ピーク時には厚労省の換気状態の基準値を超える濃度1200ppmあったものが、30分後には約半分、1時間で約1/3になっていることが確認できた。空間除菌については、乳酸菌を用いて室内の除菌性能を実験した。除菌・脱臭装置を停止した状態だと、光触媒フローリングの除菌性能による緩やかな減衰のみが見られたが、除菌・脱臭装置を作動させると約60分で高い除菌効果が得られることが分かった。脱臭性能については、臭いの主要物質であるアンモニア水を用いて実験。臭気判定士による6段階評価試験で、当初強い臭気レベル4であった空間が、除菌・脱臭装置を作動して60分後にはほとんど無臭の臭気レベル1までさがるという脱臭効果が判定された。

すごい家WEBサイト