2023年04月20日 19:00

JAFは、事故防止効果のある「実写版」危険予知・事故回避トレーニングにクルマと路面電車の交通事故防止を目的とした「路面電車編」を新設。4月20日、動画2本をウェブサイトとYouTube公式アカウントにて公開した。

「自動車ドライバーの右後方安全確認不足」による事故は、路面電車が関係する「道路障害」発生件数の約75%を占めている。そこで今回は、路面電車が走行している地域でクルマを運転する際の潜在的な危険性をひろく共有し事故を未然に防ぐため、広島電鉄の協力のもと動画を撮影。新テーマ「路面電車編」を公開した。

「路面電車編その1」ではその危険性を啓発。片側三車線の道路を走行中、前走車に続いて右折を開始した自動車が、道路状況の変化から軌道敷で滞留してしまい、そこへ走行してきた路面電車と危うく接触しそうになる危険を体験する。また「路面電車編その2」では、電停(路面電車の停留所)付近における運転時の注意点を紹介。交差点を左折した先の電停(路面電車の停留所)付近で、横断歩道ではない場所から歩行者が飛び出してきて、危うく接触しそうになる電停付近でありがちな危険を体験する。

そのほか、危険な場面を想定したさまざまな動画を「実写版」危険予知・事故回避トレーニングとして公開している。また、これらの動画をクイズ化した「交通安全3分トレーニング」も公開。継続的なトレーニングや企業の講習などで活用できる。詳しくはこちら