2023年04月12日 15:34

ニューヨークを拠点とする眼科医療の国際NGOオービス・インターナショナル(Orbis International)は、4月21日~25日、関西空港にて「フライング・アイ・ホスピタル」を公開する。

世界で唯一、航空機(MD-10)に搭載された認定眼科病院であるフライング・アイ・ホスピタルでは、教育病院として医師の研修を行うことができる。機内には手術室、研修室、手術前後のためのケアルーム、VRを始めとした最新のシミュレーショントレーニング技術を搭載している。フライング・アイ・ホスピタルは、眼科医療の養成を必要とする地域にトップレベルの研修を提供するため、40年以上にわたり世界中を飛び回ってきた。

この世界でただひとつの飛行機は、これまでに95カ国以上で医療プログラムに参加している。日本人を含むオービスの医療専門家(全てボランティア)や臨床スタッフが、現地の眼科治療チームに知識やノウハウを伝授。研修ではライブで講義や手術が行われ、オービスの独自遠隔医療プラットフォーム「Cybersight 」を通じ、世界中の提携病院や研修室に配信される。

MD-10は、オービスの有する第3世代のフライング・アイ・ホスピタルであり、初代は1982年のDC-8、2代目はDC-10。なお、フライング・アイ・ホスピタルの一般公開は予定しておらず、メディア関係者については取材用スペースを確保した上での見学が可能。詳しくはこちら