2023年04月10日 15:51

侍ジャパンをWBⅭ世界一へ導いた栗山英樹監督の著書「栗山ノート(光文社)」が、さらに追加重版6刷 4万部が決定。累計10万部となった。

14年ぶりの王座奪還を果たしたWBC侍ジャパンの栗山英樹監督には、小学生の頃から書き続けている「野球ノート」がある。日々の戦績、プレーの細かな振り返りに加え、監督として人間としての「哲学」が書き込まれている。球界きっての読書家としても知られている栗山監督。ジャンルは、経営者や企業家の言葉にのみならず、小説、古典にまでおよぶ。そして読んで気になった言葉は、その都度ノートに書きとめ、思いや考えをまとめているのだという。

例えば本文の中に、「ひとつの状況でも攻めかた、守りかたは何通りもあります。あらかじめ答えは分からない。結果が正解になる…僕にできるのは『野球には答えがない』という前提に立って、知識に寄りかからないことです。答えがあると決めつけると、コーチ陣の声に耳を貸さなくなってしまいます…聞いているふりをしているだけで、単線的なロジックに陥ります。議論になりません。」という一説がある。

栗山監督は、どのような言葉に刺激を受け、どのような考えのもと、どのように指揮をとってきたのか。「論語」「書経」「易経」…先人に学び、勝敗の理由を考え抜いた先に綴った、組織づくりの要諦。この門外不出のノートを、書籍としてまとめた「栗山ノート」。4月18日出来予定。定価1430円(税込)。