2023年04月06日 15:28

日本交通は、グループ台数の確保と、乗務員の新しいキャリアパス創出の一環として、個人タクシー事業者2名との業務提携を開始した。

日本交通は2002年のタクシー規制緩和以降、顧客ニーズが多様化する中、質の高いサービスを提供していくことで、ひろうから選ぶ時代のタクシーを目指してきた。2005年よりタクシー事業者と業務提携を開始し「日本交通グループ」を展開することで、さらに質・量ともに顧客の利便性を追求。現在では都内33法人2770台と業務提携を行っている。

今回、業務提携を日本交通出身者である個人タクシーへも拡大し、更なる体制の充実を図っていく。2名の日本交通タクシー乗務員が個人タクシーとして独立し、4月6日に任命式および出発式を執り行い、日本交通グループとして初となる「桜にN」ブランドの個人タクシー「日交個人タクシー」2台が稼働を始めた。営業を開始した「早川タクシー」「勝田タクシー」に使用される車両はいずれもトヨタ「JPN TAXI」で、車体に個人タクシーとしての事業者名等が入るほか、行灯にも「個人」と入るが、車載機器類は日本交通のタクシーと同等のものを装備するので、顧客には通常の日本交通タクシーと変わりなく乗車してもらえる。日本交通のタクシー乗務員にとっては、個人事業主として独立した後も、日本交通ブランドで営業を続けることができる。無線配車、専用乗り場、タクシーチケットなど日本交通グループの営業基盤を利用でき、これまでの乗務経験やノウハウをそのまま活かしながら、安心感をもって業務に臨むことができる。

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