2023年04月05日 09:48

JR東日本は、2023年度から「センターサーバー方式」を採用した新しいSuica改札システムを導入し、Suica共通基盤化を推進する。
新しいSuica改札システムは、高速なサーバーおよび通信ネットワークにより、首都圏の鉄道利用に求められる高速な処理に対応する。運賃計算などの処理は全てセンターサーバーで実施。なお、同システムを導入した改札機についてもSuicaの利用方法は変わらない(同システムはICカード相互利用センターが所有)。同システム導入によりサービス機能の拡張性や処理スピードを向上し、多様化するニーズに対応した「新しいSuicaサービス」の提供を実現することにより、グループ経営ビジョン「変革2027」で目指すシームレスな移動と多様なサービスのワンストップ化を目指す。
JR東日本では、同システムや鉄道チケットシステムの導入を通じ、これまでのSuicaサービスを革新するプラットフォームを整備する。それにより、これまでのSuicaサービスに加えて「新しいSuicaサービス」の提供を可能とし、JR東日本グループをシームレスに利用できる「Suicaサービスの将来像」の実現を目指す(「新しいSuicaサービス」の内容および開始時期は、詳細が決まり次第、別途案内)。
5月27日から北東北3エリアの45駅に同システムを導入。なお、首都圏・仙台・新潟エリアについては夏以降に順次導入を進める。