2023年04月03日 09:53

BugMoは、3月31日、コオロギ養殖レシピの生成自動化システムを開発した。

同社は、コオロギを元とした原材料メーカーとして、顧客に安心して利用してもらえる素材として品質管理に取り組んでいる。顧客に喜んでもらえる用途、形状、成分ベースの品質に応えるため、また顧客側の加工工程を少なくするためには、詳細な工程管理の明確化と、数値による管理が必要となる。しかしながら、コオロギの生産には卵の管理、養殖期間中の記録管理、原材料加工方法の管理、餌をはじめとする養殖資材の管理など、全体を通して関係性のある記録情報が複雑かつ高次元に絡み合うため、生産者個人の経験則や感性に依存した生産方法では、どの工程で発生した問題なのかを特定するのが非常に困難だった。そこで同社はITやAIを用いたシステム開発に取り組んだ。

同社としては安全でおいしく食べられるコオロギをテーマに取り組んでいるので、一般的に行われていた生産養殖方法を抜本的に見直し、生産手順の計画・管理・評価、生産設備の管理、評価、原材料化工程の管理・評価など、品質の評価管理を可能にするために、日常的に行っている手順を見える化してプロセスを定め、生産養殖の工程から製造加工の工程を一貫してシステム化する事に成功した。プロセス管理をクラウド化させる事で、離れた拠点での生産管理や複雑な比較評価などにも対応、最適な生産計画をシステムで立案する事で、多くの管理工数を省き、作業工程の効率化や自動化を実現する。

BugMo