2023年03月31日 12:53

Archedaは衛星データを活用した、森林のCO2吸収量推定や森林破壊の検知、地盤変化の検出等が可能なWebアプリケーション「Green Insight」のβ版をリリースした。

Green Insightは、衛星データやドローンのLiDARデータ等のリモートセンシングデータを独自の機械学習モデルにより解析。森林のCO2吸収量推定や森林破壊の検知、地盤変化の検出等が可能な、クラウド型のWebサービス。Green Insightを活用することで、保有する森林のCO2吸収量の推定やクレジット発行した際のポテンシャルの推定、伐採や土砂崩れ等による森林破壊の検知、森林由来カーボンクレジットのベースラインの評価・監視等が可能になる。

本年の夏には、異常気象等を背景に近年増加している土砂災害等の災害対策に活用できる、危険な盛土やため池等の検出機能も実装する予定。現在、複数の企業や自治体とのサービス導入や実証実験を進めている。

今後は、既存機能の精度向上、土地の崩落や盛土といった地盤変化の検出機能の実装を進め、さらなるサービスの向上を目指す。さらに、森林に限らず、海洋生態系が吸収するCO2であるブルーカーボンの推定や、企業のサプライチェーン上の生物多様性や自然環境への影響を可視化できるサービスの開発も進めている。森林に限らない自然環境解析ソリューションの提供を通じて、気候変動問題対策に取り組む企業や自治体の課題解決に貢献していく。