2023年03月31日 09:03

ベクトリクスジャパンは3月20日、芙蓉オートリースと合同で、勉強会を含めた初の特別試乗会を開催した。

桜の開花が例年になく早まった3月20日は、穏やかな晴天で絶好の「試乗日和」。この日はかねてから準備していたI-Cargoの体験試乗会である、芙蓉オートリース主催の「EVモビリティエクスペリエンス」の開催日。そのタイトルの通り「新しい話題のEVを実際に体験してみよう」という趣旨でスタートした同社の勉強会は、今回が第2回め。同社のある麹町ガーデンタワーの車寄せには、対象となったI-Cargoプロトタイプが3台集結した。

試乗会の前に約1時間ほど行われた座学のI-Cargo勉強会では、そのユニークな4つの特徴(交換式バッテリー、傾かない車体、普通免許だけで誰でも運転可能、パワフルな4kwモーター駆動)を、参加者のみなさんにじっくり学んでもらったが、試乗会に移って実際に乗車すると、特に傾かない完全自立型の運転感覚が想像以上で、驚く人が多く、「バイクと全く違う感覚が新鮮。(傾かないから)低速で曲がるときの安定感が違う」「停まっていても脚を着かなくていいから楽ですね」といったリアルな感想が聞かれた。

またI-Cargoのメインターゲットでもある、普通自動車免許だけでバイクの運転経験が無い女性参加者は、乗り始めこそ少々ぎこちなかったものの、車寄せ周回コース2周を過ぎる頃には、「なんとなく乗れてる感」を醸し出していた。ドライバーを選ばないI-Cargoならではのシーンといえそうだ。