2023年03月30日 15:07

まちライブラリーは、3月15日、「まちライブラリー」登録件数が1000件を突破した。

まちライブラリーは、「本」を通じて「人」と出会うまちの図書館活動を行っている。活動趣旨に共感した人がそれぞれのライブラリーのオーナーとなって、本棚や場所を整える。開館日数はもとより、運営方法は自由にルールを決めることができる。無理なく運営できる方法で、何よりオーナーが楽しみながら運営を継続できることを大切にしている。個人や小規模団体が自宅、カフェ、事務所、美容室、社寺、病院、廃校になった学校などの一角に本棚を設置し「まちライブラリー」として登録して、本の貸し借りなどを行う。場所を持たずに公園などで活動する人もいる。

はじまりは2011年にオフィスビルの3階に「ISまちライブラリー」を開設したこと。そして3月15日に「まちライブラリー」登録件数が、1000件を超え、3月28日時点で1005件になった。この活動は、地域に暮らし、訪ねる人々が「本」を通じて知り合い、関係を創ろうとするもので、共感した人々が「まちライブラリーオーナー」となる。本の寄贈を受けたり、貸し借りをしながら、人との交友を深める。「みんなの感想カード」というメッセージカードに、その本を読んだ人が感想を書き連ね、ゆるやかな交流ができるしくみもある。誰もが、自らの関わり方で参加できる活動として、海外を含め本のある居場所がぞくぞくと誕生している。

各地のまちライブラリー情報ウェブサイト