2023年03月29日 09:05

新潟県三条市のふるさと納税、令和4年度寄付金額が50億円を突破し、令和3年度の約15.1億円に対し、約3.3倍となった。年度当初に掲げていた目標金額25億円からも大きく上回り、目標額の2倍となっている。寄付件数は20万件を超え、昨年度の約3.6倍となった。
三条市では令和3年10月にふるさと納税を統括する澤CMOを公募により任用し、令和4年4月に市役所職員でチームを編成、ふるさと納税の運用をスタートさせており、1年間という短い期間で大きな成果をあげることができた。
三条市内の事業者にふるさと納税の理念を説明し、制度への理解をしてもらい、新規事業者開拓、新規返礼品開拓に注力をしたことが、成果の要因となっている。うちアウトドア関連事業者の返礼品に対する寄付額の内訳が全体の58%となり、寄付額増加を牽引している。
新潟県三条市は金属加工業を中心とした「ものづくりのまち」で、かつてから隣の燕市とともに「燕三条」と呼ばれている。世界中で愛用されているネイルケア用品や国の指定伝統工芸品の包丁などがある。2021年に開催した、工場を体験する展覧会「Tsubame-Sanjo Factory Museum」は、世界三大デザイン賞の一つとされる「Red Dot Design Award」ブランド&コミュニケーションデザイン部門でグランプリに選ばれた。アウトドアメーカーのまちとしての認知度も高まっているほか、高品質な農産物も魅力。
三条市ふるさと納税特設サイトでは、三条市の返礼品人気ランキングや特集記事、各ふるさと納税ポータルサイトを紹介している。