2023年03月23日 09:54

エルテスは、自然言語処理技術を活用した内部不正を検知する「AIテキスト分析サービス」の提供を開始した。
昨今、パートナー企業との癒着による不正請求やキックバック、組織ぐるみの横領などの内部不正は、企業に多額の損害を与え、これらのリスクの低減は重要な経営課題となっている。2016年より提供している、営業秘密などの情報持ち出し検知を行う「Internal Risk Intelligence(IRI)」の提供先であるクライアントの人々などからの要望もあった。一方で、多様な働き方の実現やテレワーク導入などの働き方の変化の影響も受けながら、非同期コミュニケーションであるメールやSlackなどのチャットツールは、ビジネスにおいて必須のツールとなり、今後も非同期コミュニケーションの利用は拡大していくと考えている。
そこで、メールやチャットの本文分析を通じて、不正請求や不適切な販売、横領、着服、インサイダー取引といったコンダクトリスクの検知が可能となる同サービスの開発・提供を開始をした。また、セクハラ、パワハラといった社内のハラスメント事象に加えて、顧客による著しい迷惑行為によって引き起こされるカスタマーハラスメントといったハラスメント行為に関しても、同サービスによって検知が可能だ。
なお、「AIテキスト分析サービス」に加えて、複数ログを横断的に分析し、情報持ち出しなどの内部脅威を検知する「IRI」を、4月5日~7日の3日間、東京ビッグサイトで開催される第32回 Japan IT Week春「情報セキュリティEXPO」へ出展する。