2023年03月23日 09:53

追手門学院大学は、学生らが災害時の初動や注意点などをプリントしたトイレットペーパー「ぼうさいおぼえっとぺーぱー」を考案・グッズ化し、茨木市立中央図書館とともに開催する未就学児から小学生を対象にした防災教育イベントで配布する。
イベントを主催するのは、経営学部でマーケティングを学ぶ学生5人。学生らは、追大ベンチャービジネス研究所が開催する「第9回追手門グッズコンテスト」で、毎日利用するトイレに着目し、身近に防災に関する知識にふれることができるトイレットペーパーを提案し、2022年11月にグッズ化した。表面のプリントには、地震や火事が起きたときの初動や台風が来た際の備え、避難時の注意などを、子どもでも分かりやすいようにひらがなの標語とともに紹介している。
開発したグッズは、地域の防災イベントや茨木市内の施設でも活用してもらう予定で、今回のイベントはその一環で開催するもの。茨木市立中央図書館の協力のもと、未就学児から小学生を対象に避難時の初動と注意点を中心に学ぶ。各回、第1部では図書館職員による避難訓練をテーマにした絵本読み聞かせ、第2部では、学生らが地震発生時にすぐに身を守る行動を取るための「シェイクアウト訓練」を実際に行い、またトイレットペーパーにも盛り込んでいる避難時の注意点を紙芝居形式で紹介する。
参加費は無料(申し込み不要)。日時は3月26日、10時30分~、12時30分~、15時30分~(各回30分)。場所は、茨木市立中央図書館2階多目的室(大阪府茨木市畑田町1−51)。