2023年03月22日 16:23

千葉大学発医療スタートアップ企業であるSmart119は「細菌とウイルスの違い」を解説したイラストレーションを、3月22日、一般公開した。本コンテンツのテーマは、「細菌とウイルス 違いってなに?」。解説者は、Smart119 代表取締役、千葉大学大学院医学研究院 救急集中治療医学教授の中田孝明さん。
イラストによると、「細菌」と「ウイルス」では、大きさと構造、そして増殖方法が異なり、治療薬剤も「抗菌薬」「抗ウイルス薬」という種類がある。またエンベロープ(膜)の有無によって分類されるのも特徴の一つ。コロナウイルスやインフルエンザウイルスは膜を持つが、ノロウイルスにはない。消毒で用いられるアルコールは、細菌の細胞壁や細胞膜を、ウイルスではエンベロープを壊して無毒化させる。しかし、ウイルスには、エンベロープを持たないものが存在するので、洗い流すことが必要だという。
救急集中治療医の見地から、細菌とウイルスを親しみやすいマンガで解説した。本資料は学校、企業、公共機関、町内会等で自由に配布・利用することが可能。医療情報イラストレーション・シリーズ ホームページはこちら。
Smart119は「現役救急医が設立した、千葉大学発スタートアップ」。「今の『119』を変える」ため、音声認識とAIを活用した救急医療情報システム「Smart119」を開発・運用。千葉市において、日本医療研究開発機構 (AMED) の救急医療に関する研究開発事業を実施している。