2023年03月22日 09:16

品川区は、3月21日、「品川区まちづくりマスタープラン」を改定・公表した。

「マスタープラン」は、まちの将来像や目指すべき方向性、まちづくりの方針や取り組みの考え方を示すもの。区民、事業者、行政などの多様な主体が共有し、連携してまちの将来像を実現するための指針としての役割を担っている。そして、まちづくりに関連する各事業は、まちづくりマスタープランに示す方針のもと連携を図りながら推進し、誰もが生きがいを感じ、自分らしく暮らしていける「新時代のしながわ」を実現する。

品川区では、2001年に「品川区市街地整備基本方針」および「品川区第三次住宅マスタープラン」を策定し、計画的に「まちづくり」を進めてきた。その後2013年には、これまでのまちづくりの成果を踏まえつつ、社会経済の変化やまちづくりの課題に対応すべく、市街地整備基本方針および住宅マスタープランを改定し、「品川区まちづくりマスタープラン」を策定した。

今回、策定から約10年が経過し、これまでのまちづくりの進展状況の確認や検証を行いながら、社会経済情勢の変化や技術革新の進展、顕在化する新たな課題へ対応していくため、2020年に策定した品川区長期基本計画との整合を図りながら、「品川区まちづくりマスタープラン」の改定を行った。同計画は、6つの章で構成。第1~2章の基本事項を踏まえ、区全体の将来ビジョンとして「目指すまちのすがた」(第3章)を定めて、その実現に向けた取り組みの方針を分野別(第4章)、地区別(第5章)に示している。また、まちづくりの実現やマネジメントの展開の考え方を第6章で示した。

品川区まちづくりマスタープラン