2023年03月16日 15:01

林製紙は、投票を促す言葉や、期日前投票などの情報をトイレットペーパー本体に印刷した「選挙トイレットぺーパー」を3月より販売開始した。

林製紙は、ユニークなトイレットペーパーを製造する製紙会社。これまで、お腹周りが測れるメジャー付きトイレットペーパー、特殊詐欺を無くすための啓発系トイレットペーパー他、小説家・鈴木光司さん書き下ろしの日本一怖いトイレットペーパードロップなどの企画・製造・販売を行っている。

日本は経済大国3位にもかかわらず、世界の投票率ランキングは131位。日本の投票率は、衆議院・参議院どちらも現在まで右肩下がりとなっている。特に若年層の投票率低下が深刻化している背景から、選挙への参加を呼び掛けるための啓発用トイレットペーパーの製品化に至った。

内容は地元選挙管理委員会の協力より作り上げた。「あなたの一票を大切に」などの投票を促す言葉、期日前投票や投票所入場券を紛失した際の対処法などを印刷。トイレットペーパー本体に印刷された情報は、トイレのような静かな空間で繰り返し目にするうちに記憶に残る。トイレットペーパーは年齢関係なく使用するものなので、幅広い年齢層に対し、投票への参加を呼び掛けることが可能だ。材質に再生紙を使用することで、SDGs活動の「つくる責任つかう責任」「陸の豊かさを守ろう」に通じ、持続可能な社会の形成に貢献する。投票率アップのために公共施設への設置、若者の投票を促すために学校で配布する啓発品などを想定し、販売目標は10万個を予定している。

希望小売価格は1個130円(税別)。

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