2023年03月15日 09:51

3710Lab(みなとラボ)は、日本財団の助成のもと、海での体験・経験を理解していく過程や、その結果となる制作物や表現物を紹介するプロジェクトウェブサイト「ZaBoon」を3月14日にリリースした。

2015年、3710Labは「海洋教育」の新たなプログラムを提供するプラットフォームとして設立。教育学者、科学者、エディター、デザイナーなど多様な専門家との協働による実践的なプログラムを通し、共に新しい学びを描き、深める取り組みを行っている。

プロジェクト「ZaBoon」は、水に飛び込んだり、水を何かにかけたり、水に何かを投げ込んだりと、水が何かとぶつかるときの音「ざ・ぶ・ん」に由来している。また、英語の「Boon」が意味する、恩恵、賜物の意味も込められている。海が与えてくれる恵み、海に支えられている私たちの暮らし…。「海を理解する過程」にフォーカスし、「体験する」「つくる」を通じて「海」をどのように理解していくのかを見つめていく。

初回リリースでは、2021年度に行われたJAMSTEC(国立研究開発法人海洋研究開発機構)の50周年記念企画として、3710Labが共同企画、実施をした「『KR21-11』海洋研究への関心層形成を促進するアウトリーチプログラムの開発」を起点に、体験者が創出した複数のアウトカムを紹介している。今後も継続して企画体験者らの取り組みを紹介するとともに、それらの経験を第三者にひらいていく企画や海洋教育プログラムの開発などへと展開させていく。

ZaBoon