2023年03月10日 12:23

誠文堂新光社は、3月23日、「新版 ジョエル・ロブションのすべて」を発売する。

現代フランスの頂点を極めた料理人であるジョエル・ロブションさん。古典料理の基礎という強みを持ちながら、フランス料理を革新的に進化させた料理人だ。味わいの特徴はそのままに古典料理をより洗練されたものに高めた。また、現代フランス料理において重要な位置を占める、温かいジュレやとろみの少ないブイヨンなどの革新的な技術を最初に取り入れたことも、ロブションさんの功績として挙げることができる。また、ロブションさんは、日本との関わりも深く、東京の恵比寿や六本木に自身の店舗を持ち、頻繁に日本を訪れ、日本の食材をフランス料理に取り入れていた。

そんな「フレンチの神様」と称される巨匠ジョエル・ロブションさんのすべてが、一冊の本になった。ゆで卵の茹で方から、極上フレンチメニューまで、世界最高峰のシェフが、そのノウハウのすべてを公開。700のレシピをまとめた本編と、調理のイロハや調理器具、調理用語をイラストとともにまとめた別冊の2部構成だ。本書の特徴は、料理のカテゴリー別だけでなく、素材別にあらゆるレシピを検索できる点。また、ソースやドレッシング、ちょっとした野菜に付け合わせなどをパーツとして作り、普段の家庭の料理に取り入れることも可能。さらに、食材のレシピの成り立ちに関する解説を読めば、その歴史的・文化的背景などのフランス料理を理解するための知識、素材に対するロブションさんの深い眼差しに触れることができる。

定価は1万3200円(税込)。発売日は3月23日。

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