富士急グループのピカは富士吉田市より受託し、富士山麓の恵みを五感で楽しむ「古民家カフェKONOHANA」を、4月2日にオープンする。

江戸時代末期文久元年（1861年）に建てられた住宅を、現存する建物と古図をもとに、建設された当時の状態を正確に復原した「小佐野家復原住宅」。歴史の面影を残しつつ、和モダンな雰囲気で落ち着きのあるカフェへ一新。店内は、壁一面ガラス張りの開放的な空間が広がり、季節折々の自然を眺めながら、地の食材を使用したカフェメニューを堪能できる。その他、オリジナルジェラートや淹れたてドリップコーヒーが味わえるスタンドカフェや、富士山周辺の「食」にこだわった食雑貨を取り扱うセレクトショップも併設している。

食事は、スパイスの香りが広がる信玄どりカレーや、もちもち生地のナポリ風ピッツァなど富士山麓の食材を使用したカフェメニューなどを取り揃え、デザートは自身でマロンクリームを絞って食べてもらうモンブランや、七輪で焼くところから楽しめる焼き団子などを提供する。

山梨で400年余の伝統を誇る鹿革に漆で模様をつける伝統工芸品「印傳」の富士山柄小物から、富士山をかたどった杯（さかずき）などの雑貨類をはじめ、桃や金木犀の花びらを閉じ込めた山梨県産ジャムや、富士山の溶岩を熱し遠赤外線による低温焙煎「富士山溶岩焙煎珈琲」などを取り揃えた。

古民家カフェKONOHANAは、4月2日オープン。不定休。