2023年03月07日 20:07

モノクロームは、「無印良品の家」を展開するMUJI HOUSEと連携し、MUJI HOUSEが開始する、エネルギーや生活水などを既存のライフラインに依存せず、すべて自給自足ができるモバイルユニットを、移設・組み合わせることでインフラの整わない場所でも自由自在に暮らすことのできる移動式住宅の実証実験「ゼロ・プロジェクト」に参画する。

モノクロームは同社開発のエネルギーをつくる屋根「Roof-1」を「壁」&屋根一体型太陽光パネルとして、今回のMUJI HOUSEが開始するプロジェクトに技術提供を行い、2024年までの実用化に向けて実証実験の検証を開始する。また、「ゼロ・プロジェクト」の4つのゼロの目標のうちカーボン・ゼロの達成を担い、「インフラゼロでも暮らせる家」における電力のオフグリッド化を目指す。

モノクロームが開発したRoof-1は、独自の特殊加工により太陽光発電モジュール全体の色を黒色とし、また黒色の金属屋根と一体化させた、太陽光パネルとわからないような美しい見た目の屋根材。

モノクロームは、創業者の梅田優祐さんが自宅を建設する際に、理想の住宅用太陽光パネルと、つくられた自然エネルギーを効果的に制御するためのソフトウェア(HEMS)が存在しない問題に直面したことをきっかけに、その問題を解決するため、CTOのラス・イズラムと共に2021年7月に設立された。

製品第一弾として、太陽光発電でクリーンなエネルギーをつくる屋根「Roof-1」を3月上旬より販売開始する。