2023年03月01日 16:14

四国水族館は、3月1日から移動式水槽でカニの仲間を展示している。移動式水槽とは、展示する生きものや展示期間、展示場所が決まっていない、小型水槽を指す。常設の水槽で展示をすると隠れてしまい、観覧面から見えない小さな生きものや、今しか見られない旬の生きもの、飼育スタッフ「推し」の生きものなどを、不定期で展示している。

今回は「四国水景外伝 – 四国ミニカニ展 – 」と題し、カニの仲間を生息場所ごとに、5基の小型水槽(30cmキューブ型水槽)に展示。期間中の前半と後半で、生息場所ごとに分けて展示する。展示種は、前半は「岩礁編」として、カルイシガニ、モクズショイ、オオカイメンガニ、オオカイカムリ、アカモンガニ。後半は「砂泥編」テナガコブシ、ヒラコウカムリ、メガネカラッパ、ヘイケガニ、ナナトゲコブシを予定。なお生物の入れ替えの際には、公式ホームページや公式SNSでも通知する。

四方を海に囲まれた四国では、北と南で見られるカニも随分と異なる。そもそもカニとは何なのか。観察ポイントは、など、飼育スタッフ手描きの黒板解説で分かりやすく紹介。同館のカニ好き飼育スタッフが企画する、四国ミニカニ展。「こんなところにこんなカニがいるんだ」など、カニに興味をもってもらうとともに、ぜひ「推し」カニを見つけてほしいとしている。「四国水景外伝 – 四国ミニカニ展 -」、展示期間は3月1日~1カ月程度を予定。詳しくはこちら