2023年03月01日 12:39
「一般社団法人エビデンス共創機構」（Center for Evidence Co-creation, CEC）が、2月2日に設立された。
近年、「エビデンス」や「エビデンスに基づく政策形成（Evidence-based Policy Making、EBPM）」といった言葉やその理念が浸透し、広く使われるようになった。勘や経験、身近な少数のエピソードに頼るのではなく、科学的な作法に則り創られたエビデンスに基づき、公的な事業を立案・実施すべきという考え方だ。同機構は、今現在のEBPMをめぐる流れを加速させ、EBPMの定着をより強固なものにしながら、取組の質を上げていくことに寄与したいと考えている。EBPMの中でも、主に政策・事業の効果検証、エビデンス創りの支援に特化し、「EBPMの実働部隊」の一翼を担う。
同機構の目的は、「より良い政策・事業」を実施するために、信頼性の高いエビデンスの創出や活用を支援することにある。「より良い政策・事業」とは、政策・事業実施者や一部の利害関係者にとって都合の良い政策・事業ではなく、受益者である一般市民や子どもたちの幸福や厚生、福祉、ウェルビーイングに資する政策・事業のことを指す。同機構は、一般社団法人という非営利法人であるからこそ、政策・事業実施者の利益を超え、公益のためのサービスを提供できると考えている。これから多くの人々と共にEBPMのさらなる進展と一般市民や子どもたちの幸福のために活動していく。
設立日は2月2日。
