2023年03月01日 09:18

山田養蜂場は、第24回「みつばち文庫」の寄贈先となる小学校の募集を開始した。
山田養蜂場は、毎年全国の小学校に「みつばち文庫」として、書籍の寄贈を行っている。同活動は、子どもたちに読書を通じて豊かな心を育んで欲しいとの願いを込めて、「自然環境の大切さ」、「人と人とのつながり」、「命の大切さ」をテーマとした書籍を選定し、「みつばち文庫」として寄贈するもの。1999年から開始して以降、合計で全国6万5478校の小学校に71万冊以上の書籍を寄贈している。寄贈先の小学校を指定して、個人からの応募も受け付ける。昨年度は応募者に送料の一部を負担してもらっていたが、本年度は応募者が負担することなく小学校に本を寄贈できることとなった。
全国学校図書館評議会の調査では、2021年度の小学校1校あたりの図書購入費は、10年前と比較して10万円以上減少していることが分かっている。また、文部科学省が発表している、最新の「学校図書館の現状に関する調査(2021年7月29日発表)」によると、2019年末時点での小学校の図書標準達成学校数の割合は71.2%にとどまり、およそ3割の小学校の図書館に本が足りていない。「みつばち文庫」では、低学年から高学年まで楽しめるよう、絵本と読み物のバランス、ジャンルに偏りがないかを考慮して選書している。
応募締切は3月31日。