2023年03月01日 09:03

鳥取県と、凸版印刷は、障がいのあるアーティストの作品に特化したオンライン上の美術館「鳥取県立バリアフリー美術館」を共同で開発。2月28日にグランドオープンした。

「鳥取県立バリアフリー美術館」は、都道府県立では全国初となる障がい者アートに特化した360°バーチャル美術館となる。なお、グランドオープン・セレモニー(2月28日開催)では、メタバース上に設けたセレモニー会場で、平井鳥取県知事のアバターが開館を宣言した。

2022年5月25日に公布・施行された「障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法」を受け、障がいの有無に関わらず様々な情報を等しく取得できる環境整備が求められている。凸版印刷は、2018年より「障がい者の自立支援」と「企業の人財開発」を組み合わせた試みである「可能性アートプロジェクト」をはじめ、障がいのあるアーティストの作品をテクノロジーを駆使して高付加価値化/製品化をする様々な取り組みを推進している。

このような中で両者は、外出が難しい人などへの配慮も含め、芸術文化を身近に感じ、芸術鑑賞により得られる体験価値の向上を目指し、VR/AR等のデジタル技術を活用して、リアルの美術館以上の鑑賞体験の実現を目指し、オンライン美術館を共同で開発した。

「バリアフリー美術館」は2月28日開設。入場料は無料。展示作品数は、障がいのあるアーティストの作品103点(開設時/最大110点展示可能)。

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