2023年02月27日 19:22

京都市及び京都市観光協会(DMO KYOTO)では、観光地の分散化による観光課題解決と地域活性化を目的として「とっておきの京都プロジェクト」に取り組んでいる。この度、同プロジェクトの一環として、令和4年度に新設した実証事業支援制度を活用し、京北商工会において、新たな取組を実施する。

京都市の西北部に位置する「京北」は、平安遷都の頃より木材や食材を朝廷へ献上してきたことから皇室とのかかわりが深い。由緒ある神社仏閣や人々の暮らしとともに育まれてきた自然、文化が魅力的なエリアとなっている。

そこで京北商工会では、京北の魅力を市内外の人に広く発信するため、「けいほく 暮らしと食のカレンダー」を作成した。さらに、京北の魅力をより深く知ってもらうため、「京北観光ガイドの会」を創設した。個人旅行や旅行会社のツアー等でガイドを希望すると、専門のガイドを派遣(有料)。常照皇寺、周山城址、片波源流域(伏条台杉)など、地域の観光スポットのエキスパートがガイドを行う(登録ガイド15名)。

「とっておきの京都プロジェクト」では、地域や民間事業者と連携し、隠れた名所の魅力を発掘・活用することにより、市域全体への観光客の誘客を促進。観光客の満足度を更に高めるとともに、地域の活性化に繋げることを目的としている。主に伏見、大原、高雄、山科、西京、京北の6エリアを対象に取り組んでいる。