エアロネクストは、東京都、八丈島、出前館と連携し、2月5日～9日に、八丈町において、ドローンによる配送実験を実施した。

八丈島では高齢者等の島民や来島者の利便性向上を目的に、2022年12月1日から、配達代行によるデリバリーサービスの試行導入を行っていた。中長期的な新しい配送手段として検討するため、ドローンによる配送実験も実施。東京都でも八丈町と連携して、令和4年12月1日から配達代行によるデリバリーサービスの試行導入を実施した。

一方で、人口減少が進んでいる島しょ部では、将来的に無人自動航行等によって少ない人員で配送を行える可能性があるドローンを活用した配送実験を実施。島民への買物支援や観光施設との連携を想定し、ドローンによる配送先を2カ所に設置。店舗が多く集まる地域にほど近い八丈プラザ公園からドローンで配送した。

実証実験では、新スマート物流「SkyHub(R)」でプラットフォームとして使用するSkyHub(R)システムと、出前館アプリを連携。注文者が「出前館」アプリで注文すると、配送スタッフが商品を受け取り、ドローン離陸場所である八丈プラザ公園まで陸送によりデリバリー。その後、ドローンにセット。中之郷運動場までは片道約約9.6kmを約22分、リードパークリゾート八丈島までは片道約7.9kmを、約19分で物流専用ドローンAirTruckで飛行し、注文者に届けられた。中之郷運動場で商品を受け取った注文者からは、「届く頃には冷めているのかなと思ったが、温かく美味しかった」という声が聞かれた。