2023年02月21日 15:58

岩谷技研は、2月21日、恵比寿ザ・ガーデンホールで開いた記者発表会にて、誰もが宇宙を体験できる「宇宙の民主化」を実現する共創プロジェクト、岩谷技研「OPEN UNIVERSE PROJECT」を始動することを発表した。
岩谷技研は2016年の設立以来、「風船宇宙プロジェクト」「風船宇宙 生物プロジェクト」など気球を使った宇宙開発に挑戦してきた。2020年の夏からは「気球による宇宙遊覧」を新たな目標に定め、資金調達を実施。以来、札幌を拠点に高高度気球と気密キャビンの設計・開発、並びに各種の実証実験を重ねてきた。
今回、同社ではさまざまな業種の企業との共同開発を通じて開発初期からのテーマである「宇宙の民主化」を実現すべく、日本発の共創プロジェクト「OPEN UNIVERSE PROJECT」をローンチする。「OPEN UNIVERSE PROJECT」とは、気球によって「誰もがいける宇宙遊覧」を実現する同社のテクノロジーを軸に、様々な業種のパートナーとの共創によって日本から宇宙産業を開拓し、宇宙をすべての人にひらかれたものにしていく「宇宙の民主化」プロジェクトだ。同社では、2023年から2024年にかけて計画している気球による宇宙遊覧の商業運行開始に向け、搭乗者の募集を開始する。さらに、パイロット候補生を若干名募集。候補生は正社員として雇い入れ、パイロットの訓練を受けながら、開発を主体としたその他業務にも携わってもらう。