2023年02月15日 19:41

製版会社として50年以上の歴史を持つ「伊藤美藝社製版所」は、「クリアミュージアム」を、予てより親交のあった名古屋造形大学に無償提供。昨年12月に名古屋市文化振興会 市民ギャラリー矢田で開催したゼミ展「名古屋造形大学 情報表現領域展」を、メタバース空間で再現した。

「クリアミュージアム」は、同社が新たな事業展開を見込んで立ち上げたメタバースプロジェクトで自社制作した、メタバース空間内でNFT作品を美術館のように展示できるスペース。新事業開拓プロジェクトの一環で、NFTアートを飾ることができる「oncyber(オンサイバー)」を使った200点以上の作品を展示できる。作品を自分で展示できるギャラリーとして現在一般販売中だが、この度、以前から親交のあった名古屋造形大学に、試験運用も兼ねてクリアミュージアムを無償提供。メタバース空間で行う初めての学生作品展を開催することになった。

名古屋造形大学では、2023年12月に名古屋市文化振興会「市民ギャラリー矢田」にて「ゼミ展」を開催。出品する学生たちに協力を仰ぎ、ゼミ展に展示した作品をNFT作品として登録し、仮想空間での展示会開催を実現した。大学としてもメタバース空間での作品展は初めての試みということで、参加した学生の他、先生方も大きな期待を寄せていた。3月に同大学学生を招いてVR体験会の実施を予定している。詳しくはこちら