2023年02月13日 09:26

埼玉県吉見町とマーケットエンタープライズは、2月10日より、地域社会における課題解決を目的とした不要品リユース事業の連携をスタートする。

吉見町では、広報誌に環境に関する特集記事を毎月掲載したり、町民から環境に配慮したアイデアを募るなど、町民参加型のごみ減量化を推進してきた。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大で在宅時間が増したことを機に粗大ごみとして出される不要品が増加し、不要品の中には使用可能なものが含まれていたことから、「リユース」の意識醸成とその機会を創出することが必要であると考えていた。今回の連携では、マーケットエンタープライズが運営するリユースプラットフォーム「おいくら」を用いて、不要品を廃棄物として捨てずに再利用する仕組みを構築し、吉見町の廃棄物削減と循環型社会の形成を目指す。

マーケットエンタープライズが運営する「おいくら」は、一度の依頼だけで不要品の買取価格をまとめて比較し、売却できる手軽さが好評で、これまでおよそ110万人(2022年11月現在)に利用されているサービスだ。今後は、最短だと「おいくら」を通じて買取依頼をした当日に、不要品の売却と受け渡しが可能となる。同取組によって、簡単にかつ廃棄ではなく売却という形で不要品のリユースができることを町民が認知することにより、「リユースする」という選択肢が増え、不要品処分やリユースに対する意識の変化、循環型社会形成の促進につながる。なお、町民のサービス利用に関する費用負担はもちろん、同取組に関して吉見町の費用負担もない。

吉見町ホームページ / 「おいくら」自治体向けウェブサイト