2023年02月10日 12:19

ミライシアホールディング(ミライシアHD)は、凸版印刷と共同開発した、薬局間で医療用医薬品の不動在庫をマッチングするサービス「ばくりっこ」の提供を開始した。

全国の薬局で使用期限切れのため廃棄されている医療用医薬品は年間100億円超と推定されており、薬局経営を圧迫している。ミライシアHDは、調剤薬局運営事業で培ってきた薬局経営のノウハウを活かし、Webサイトで医薬品の不動在庫と使用量を薬局間で自動マッチングして交換できるサービス「ばくりっこ」を開発した。ばくりっことは、北海道の方言で「交換する」こと。医薬品の不動在庫を交換することを目的とした「ばくりっこ」は、廃棄医薬品をなくしたいという調剤薬局の思いをカタチにするために開発した。

「ばくりっこ」は、薬局が登録した不動在庫や使用量情報を独自のマッチングアルゴリズムにより、交換または購入する医薬品を自動選定し、薬局間での医薬品交換・売買を可能にする。「長期間売れていない」「使用期限内の使用が困難」など、廃棄になる可能性がある医薬品を低価格で出品、必要としている他薬局が購入することで医薬品廃棄を削減する。割引価格で出品されているため、通常よりも安く仕入れることが可能。支払いを等価交換で注文すると、注文金額に応じた自店が出品中の医薬品と交換することができ、現金での支払いが不要になる。不動在庫と使用量は連携対応しているレセプトコンピュータから自動で登録することが可能。登録操作が不要になり、最新情報を定期的更新することでマッチング率の向上につながる。

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