2023年02月06日 15:55

シャープは、限られた屋根スペースにも効率的に設置しやすい小型サイズの住宅用単結晶太陽電池モジュール「NU-228AP」を5月に発売する。

東京都では、2025年度から戸建て住宅を含む新築建物への太陽光パネルの設置義務化が決定するなど、太陽光パネルの戸建て住宅への設置を自治体が積極的に支援する動きが進んでいる。一方、屋根面積の小さな住宅では、限られた屋根スペースに効率的に太陽光パネルを配置できず、十分な設置容量を確保できないといった課題がある。

そこで同機は、都市部や市街地に多い屋根スペースが限られる住宅でも、より多くの太陽電池モジュールを設置しやすくするため本体サイズを小型化。モジュールの長辺を横方向に設置する一般的な「横置き」に加え、縦方向に設置する「縦置き」にも対応することにより、さまざまな屋根形状に合わせ、最適なレイアウトでより多くのモジュールを設置可能とした。また、「セル大型化技術」の採用により大電流化を実現し、モジュール変換効率を同社従来機比で0.6ポイント向上させたほか、質量も同社従来機比で約16%軽量化することで、設置作業における施工性を改善している。同社は、限られた屋根スペースにも効率的に設置しやすい小型サイズの住宅用太陽電池モジュールを提供することで、国内の住宅での太陽光発電のさらなる普及に貢献していく。

希望小売価格は14万3000円(税込)。発売時期は5月。

シャープ