2023年01月27日 09:09

主婦の友社は1月26日に「女医が教える潤うからだづくり」(二宮典子著)を発売した。

更年期前後になると、女性ホルモンの乱れから、デリケートゾーンにかゆみ・におい・尿もれ・できもの・ゆるみ・痛み・黒ずみといったトラブルが生じる人が多くいる。そんな他人に言いづらい悩みに、泌尿器科の女医が解消法をやさしく教えてくれる一冊となる。

からだの中でも特にうるおいが必要な場所がある。それは、粘膜。からだの内側の表面を粘液で覆って、潤いをキープできるような構造をもっているが、乾燥には弱いのが粘膜となる。この粘膜の潤いがなくなれば、ドライアイ、ドライマウス、食欲不振などのさまざまな不調が起きる。

粘膜の潤いは大切とわかっているのに、腟まわりだけはなぜか乾燥しているのが普通と思っている女性もいるが、それは大きな間違い。おそらく、潤いとオリモノを混同していることが多いのではないだろうか。増えたオリモノで下着が汚れないようにオリモノシートをつけてしまうと、実はさらに通気性が悪くなり、いつまで経っても快適な腟まわりにはならない。本来、腟や腟まわりは粘膜で覆われた場所なので、適切に潤った環境であれば変なにおいもせず、膀胱炎や腟炎の原因菌も増殖しない。つまり、腟まわりが潤っていることこそが、若々しさと健康の秘訣だ。

「女医が教える潤うからだづくり」は1月26日発売。定価1540円(税込)。

Amazon 楽天ブックス