2023年01月25日 15:25

次世代型風力発電機を開発するチャレナジー社は、人口密集地など限られたスペースにも設置できる次世代マイクロ風車の提供を開始する。

次世代マイクロ風車は、災害時の非常用電源としても活用可能な小型のサボニウス風力発電機。プロペラがないことから強風時の暴走による故障・事故リスクが抑えられ、台風など災害時のBCP対策として最適。また、プロペラ式の風車よりも低回転であるため、不安を感じさせにくく、低騒音という特徴がある。風切り音が発生しにくく静粛性に優れており、そのため人口密集地に設置しやすい。さらに、独立電源タイプなので、停電時の照明やスマートフォンの充電などに活用できる。

環境負荷が低く、長期間利用できる再生可能エネルギーは、非常用電源としても各自治体から期待されている。次世代マイクロ風車は、これまで風力発電の導入リスクになっていた「故障事故リスク」「騒音」を克服し、風力発電の可能性を拡げることが可能。

特に注力していく市場としては寒冷地における公共施設のBCPを視野にいれている。積雪寒冷地の再生可能エネルギー導入にあたり、太陽光発電は積雪による発電量低下の問題があり、プロペラ風車においてはブレードへの着氷着雪による破損が問題となってきた。これらの課題を克服する風車として、寒冷地での普及を目指す。