2023年01月11日 09:01

G-FACTORYが運営する調理人養成スクール「飲食塾」の卒業生が、早くも海外で職人の道を歩み始めた。

飲食店の現場では、実際の営業と教育を同時に行うことで独自の「修行」という概念が生まれた。「修行」の場を現代、未来風に新たに創り出したのが「飲食塾」となる。

併設店での実店舗の運営経験、圧倒的な量の実践練習、海外でも通用する技術の習得など、画期的なカリキュラムを導入し2022年10月に開校した「飲食塾」。「寿司職人コース」(3カ月)と「焼鳥職人コース」(2カ月)が10月に同時開校し、12月には「ラーメン職人コース」(1カ月)がスタートした。昨年中に各コースの1期生が確かな技術を習得し卒業している。

最初に卒業を迎えたのは「焼鳥職人コース」。同コースの松山義幸さんは、一般的に長い修行期間が必要とされる焼鳥の技術をたったの2カ月で習得し、料理人として活躍できるほどに成長した。そして入学時の目的であった「調理技術を身に付け、海外に渡る」ことを実現した。

松山さんが向かった地は東南アジアのベトナム、ホーチミン。ベトナム保健省の発表では2023年中に人口が1億人を超えると予測され、経済発展をし続けている。同国で「焼鳥屋」を開業することを目標に、まずは「飲食塾」の運営会社であるG-FACTORYの直営店「名代宇奈ととグエンティタップ店」にて、焼鳥職人として、そのキャリアをスタートさせる。鶏肉を含む現地での食材の仕入れ、メニュー構成、店舗運営まで担う予定だ。