2022年12月28日 19:27

テックエンタメレーベルHYTEK Inc.は、心身を清める清毒装置「Saintly Sanitizer」を開発した。
HYTEKでは検温や消毒を少しでも楽しめるものへと変換するために、2021年9月に検温を思い出へと変換するプロダクト「サーモセルフィー」を開発した。
今回開発した「Saintly Sanitizer」は消毒という生活様式を、寺社仏閣にある「手水舎」に着目し、日本で伝統的に行われている体験と組み合わせ変換した。消毒を事務的になりがちな作業工程ではなく、体だけでなく心を清める体験として提供することが可能だ。
寺社仏閣で参拝する前に手や口を清める「手水舎」という作法は、心と体の穢れを取り去る禊の儀礼を簡略化したもの。しかしながらコロナ禍においては、感染拡大防止の観点から、この「手水舎」を封鎖している風景が多く見られるようになった。失われつつある伝統的体験を、新たな生活様式に合わせ変換するのが本プロダクト。どの施設にも入り口で設置されている「消毒」という事務的になりがちな工程に着目。施設の入り口に、鳥居をモチーフとした筐体とお祓い・お清め済みの消毒液を設置。手をかざすと自動で噴射され、そのまま手を合わすことで両手にくまなく塗布することができる。
水によって心身を清め、合掌で祈祷する行為は日本に留まらず、筐体のモチーフを変更すれば様々な地域で適応可能。今後人の行き来が勢いを取り戻していく中で、その場の特別感や神聖さはそのまま、訪れる人々に安心安全な体験を提供していく。