2022年12月28日 15:39

「三井」は2023年1月15日、日本初GPS搭載電動ロボット車いす2機種「FeliceModa(フェリーチェモーダ)」と、介護保険対応モデル「FeliceModa(K)」を発売する。

「Felice MODA」は、日本初のGPSを車椅子本体に内蔵することにより、アプリを利用して現在地の特定やバッテリーの残量、走行可能距離が確認できる。そのため、外出に不安な人でも安心して外出することが可能。また、介助者や利用者自身がスマホでリモートコントロールができるので、介助者が横で操作ながら並走したり、自由自在に車いすを移動することができる。

走行距離に関しても大容量バッテリーを搭載することにより、一回の充電での走行可能距離が23~28Km、他社の製品に比べ10Km程度増加。持ち運びの際に最大のネックとなる重量についても、アルミフレームを採用することで、42.Kgと同タイプのものに比べおおよそ10Kg程度の軽量化に成功した。他にも椅子の下に大容量の荷物収納スペースを設置し、エラーがあった際の音声案内など、利用者が便利に使える気の利いた機能が充実している。

現在、市場に出回っている電動車椅子は、介護者や利用者の利便性、そして優れたデザイン性を兼ね備えたものがほぼ無い。同社では、「乗りたい車椅子がないなら自分で作ればよい」と、スタイリッシュで高性能な車椅子を目指し開発を始めた。歩行に不安がある人でも、以前のように出かけることが楽しくなるような商品であることを目指している。詳しくはこちら