2022年12月28日 09:56

多摩美術大学は、東京ミッドタウン・デザインハブ内の多摩美術大学 TUBにて、2023年1月11日より、東レとの産学協同プロジェクトの成果報告展として「マテリアル・デザイン・クッキング ~東レ株式会社×多摩美術大学 ウルトラスエードの素材探究~」を開催する。
多摩美術大学は2018年度から東レより、インテリアやファッションなどさまざまな領域で活用されている同社の人工皮革素材「ウルトラスエード」の無償提供を受け、生産デザイン学科の学生の卒業・修了制作に活用している。今回の企画展は、5月~6月に同学の素材研究室「CMTEL」で実施した「ウルトラスエード」を用いた素材探究のワークショップの成果報告として、ワークショップに参加した生産デザイン学科の学生有志たちが美大生ならではの既成概念にとらわれない自由な発想で「調理」した成果作品などを展示するもの。
ワークショップでは、ウルトラスエードを切ったり貼ったり熱したりして、素材の変化を楽しみながら、その魅力を引き出すための実験的な取り組みとして、クリエイションのプロセスに焦点を当てる試みが行われた。展示には、すぐに作品へつながるようなものもあれば、創作のヒントやアイデアのカケラが垣間見えるようなものも並んでいる。
入場は無料。会期は2023年1月11日~28日(1月15日休館)。時間は11時~18時。会場は多摩美術大学 TUB(東京都港区⾚坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5階 東京ミッドタウン・デザインハブ内)。