2022年12月27日 18:49

国内唯一曲木家具の製造メーカー「秋田木工」は、伝え継いだ職人の技術と小林幹也さんのデザインを掛け合わせたテレビスタンド「グレイス」を、12月に発表した。
秋田木工は、無垢材をひねりあげる立体的な曲木を専門とする技術を有する100年以上の歴史を持ち、 曲木家具をつくり続ける専門工房。片手で持てるほど軽量にもかかわらず、堅牢で丈夫、そして比類なき美しいフォルムの曲木家具は、生活に密着した機能性や実用性と美しさで、不朽のスタイルとしてその存在感を示し続けている。
このたび秋田木工の有する職人技により創られたテレビスタンド「グレイス」は、国産ナラ材をふんだんに使い高級感ある仕上がり。ナラ材は強度・加工性・着色性に優れ、高級家具や建築材、ウイスキー樽などに幅広く使われている。そのナラ材の魅力を最大限に引き出すため、グレイスは着色することなく、素材に近い状態で製品化した。また、スタンドの前面にラタン(籐)を使用することにより、室内が明るく感じられる。当初、そのままラタンを張り付けていたが、配線などが透けて見えることから黒のメッシュ状生地を下張りすることで、ラタンの美しさをそのまま生かした。
デザインは、家具・プロダクトからインテリアデザインまで幅広く手掛ける小林幹也さん。室内を明るく美しく、そして、配線等を見えにくくする等の細部にわたるこだわりがテレビと家具を見事に融合。見た目の美しさと機能性を兼ね備えたインテリアになじむ一品となった。