2022年12月27日 13:03

大和ハウス工業とフジタは、エアシャワーと室内コーティングを組み合せた花粉対策空間「リフレッシュエアルーム」を開発した。

日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会の「2021年版アレルギー性鼻炎ガイド」によると、推定される全国の花粉症有病率は、1998年の19.6%から2019年には42.5%まで増加している。そのため、個人の対策だけでなく、ホテルや商業施設などでも、快適な空気環境を整備することが重要となっており、大和ハウスグループが携わる施設においてもその対応が求められている。

そこで、大和ハウス工業とフジタは、花粉などを除去するエアシャワーとアレル物質の不活化効果がある吸着性光触媒コーティングを組み合せた、花粉対策空間「リフレッシュエアルーム」を開発した。新開発のエアシャワーは、ホテルや商業施設などのエントランスやエレベーターホールに設置することを想定した設備。花粉が衣服に付着する原因となる静電気を除去することで、弱い風でも衣服に付着した花粉などを取り除くことが可能だ。また、エアシャワーで吹き飛ばした花粉などは、壁や床に施した光触媒コーティングにより不活化することで、空気の清浄化を図る。同商品は、フジタグループ会社の藤田商事が2023年1月1日に販売を開始する。

販売価格は、「エアシャワー」198万円(税込。運搬・搬入設置工事費等除く)、「吸着性光触媒コーティング」~1920円/m2。発売日は2023年1月1日。販売地域は全国(一部地域を除く)。

大和ハウス工業