2022年12月16日 15:08

ピリカは、同社が提供する、ごみ分布調査サービス「タカノメ 自動車版」が安田産業に導入された。

ピリカが開発・提供するごみ分布調査サービス「タカノメ」は、スマートフォンで撮影した道路や歩道の動画データを分析し、街中のごみの種類や数量を計測するシステム。画像認識技術を活用し、ごみの分布や深刻さを計測することが可能になり、歩いて調査を行う「タカノメ 徒歩版」は主に自治体や企業に導入され、清掃活動ルートの改善や、美化施策の効果測定等に活用されている。

ピリカは、更に、広範囲の調査を実施するための車載型サービス「タカノメ 自動車版」を2021年に開発。車のダッシュボードにタカノメアプリが搭載されたスマートフォンをおくことで、業務走行中に道路のごみの分布状況を調査することが可能になった。岐阜県をはじめとする自治体、また運送業や廃棄物処理業などを手掛ける企業ですでに導入が始まっている。

今年創業50年を迎える安田産業は一般・産業廃棄物の処理業を中心に事業を展開。廃棄されたあとのごみの行方は意識されない事が多いものだが、廃棄物処理業者だからこそ見える事、情報をより広く市民や社会にも発信し、市民や地域とともに地域共創していく社会を目指している。今回、「タカノメ自動車版」を活用し、日常業務であるごみ収集作業とともに地域の路上ごみを可視化することで、「ごみ」の問題を多面的に発信していくべく、今回の導入に至った。ごみの分布データから見える地域の現状や課題を発信し、地域とともに解決へと繋げていきたいと考えている。

ピリカ