2022年12月15日 19:00

ルートレック・ネットワークスは、同社で開発・提供するAI潅水施肥システム「ゼロアグリ」において、化学肥料の低減量とCO2排出量の見える化機能をリリースした。

AI潅水施肥システム「ゼロアグリ」は、土壌のセンサ情報と気象情報を元に、作物の成長に必要としている最適な潅水量及び施肥量を、クラウド内のAIが判断。自律的に、潅水と施肥を実行する地下部環境制御システム。「ゼロアグリ」のAI施肥制御により、化学肥料の低減を行うことが可能となるが、今回リリースした機能により、施肥量、CO2排出量、減肥量の見える化が可能に。

各地の作物や作型における施肥基準を登録することで、実際の施肥量と施肥基準を比較した結果を定量的にグラフでも確認できるようになった。また、前作のデータがあれば、前作の施肥量と比較した結果を見ることも可能。平均施肥量から将来的に使用される施肥量を予測、グラフ上で確認することもできる。

また、施肥量からCO2排出量を自動計算し、施肥量によるCO2排出量を見える化できるようになった。施肥量と同様に、O2排出量に関しても、慣行基準との比較、前作との比較、平均施肥量から将来発生するCO2排出量の予測についてもグラフ上で確認することが可能。これにより、栽培者自身の環境への意識を高め、農業におけるカーボンニュートラル、SDGsに貢献する栽培を行うことが可能となる。