2022年12月14日 19:09

宇宙産業の活性化や宇宙業界の新事業創出をサポートするDigitalBlastは、日本国内初の民間主導での宇宙ステーションとなる「民間宇宙ステーション(CSS)構想」を発表。2030年までに最初のモジュールを打ち上げる計画としている。
国際宇宙ステーション(ISS)は2030年に運用を終える予定となっており、ISS退役後を見据えた「ポストISS」の検討を進める必要がある。米国では、ポストISS」を担う宇宙ステーションの開発が進められている一方で、日本国内では具体的な動きが未定。さらに近年、アルテミス計画をはじめとした有人宇宙探査が盛り上がりを見せており、ゲートウェイや月面での活動に向けた取り組みも並行して検討しなければならない。
DigitalBlastはこの状況を踏まえ、日本国内初の民間主導での宇宙ステーションを建設する「民間宇宙ステーション(CSS)構想」を立ち上げた。本構想は、米国で先行する民間宇宙ステーション開発において、日本国内の民間主導で宇宙ステーションを構築することをゴールとしている。
DigitalBlastはその主導となり、協力企業とともに2030年までに1つ目のモジュールの打上げを目指す。宇宙実験サービスや通信インフラなどの企業・研究機関・官公庁向けのサービスに加え、スポーツや映像・動画配信など宇宙空間を活用したエンタメとして一般消費者向けのサービスも展開する予定。