2022年12月13日 19:21

奈良県北葛城郡上牧町では、スマートフォンのブラウザでARコンテンツを気軽に楽しむことができる「ブラウザええR」を導入した。「ブラウザええR」は、観光誘客を手軽に始めたい企業・団体向けにユーザックシステムが提供するサービスで、スマホをかざすだけで簡単にAR体験を実現。「ブラウザええR」の活用により、地域の魅力発信、ひいては地域の活性化に貢献できればと考える。

上牧町には、かつて戦国時代に松永久秀が改修したと伝えられる片岡城が築かれていた。現在は多くが耕作地となり改変されてはいるが、当時の様子を感じさせる郭跡や地形の高低差がよく残っている。ユーザックシステムでは、城跡の特徴がよく残る地形や、天守の存在に思いをはせ、滋賀県立大学名誉教授中井均さん監修のもと、片岡城の再現CGを製作した。

片岡城跡の「再現スポット」にあるQRコードにスマホでかざすだけで、400年以上も前の景色が現れる。この仕組みはアプリのダウンロードが不要な「ブラウザええR」で提供しており、簡単な操作でAR体験を楽しむことができる。詳しくはこちら

ええR」と「ブラウザええR」は、これまで地域の史跡や名勝などを観光誘客に活かすためのツールとして、数々の企業・団体に利用されてきた。今後も「ええR」と「ブラウザええR」は、老若男女問わず、使いやすい操作画面とわかりやすいコンテンツで、まちが持っている魅力をさらに引き出していく。