
品川区は、納税制度を活用した「子どもの食の支援事業」のガバメントクラウドファンディングを実施する。
品川区は、「食の支援から、子どもたちに元気な未来を届けたい」「いただいたご寄付を何倍も価値あるものに繋げたい」という想いの下、2019年度から子どもの食の支援事業として「子ども食堂」の活動支援と「しあわせ食卓事業」に取り組んでいる。品川区内の「子ども食堂」は、2015年に1カ所から始まり、現在33カ所にまで広がった。
品川区は、「子ども食堂の継続支援」と「しあわせ食卓事業」の2つを子どもの食の支援事業として進めるため2019年度初めて、ふるさと納税制度を活用したガバメントクラウドファンディングに挑戦。2021年度は多くの人々に事業への賛同を得て、目標金額の500万円を大きく超える858万2272円の寄付が集まった。「しあわせ食卓事業」の食品配送世帯からは、「食品が届く度に感謝を忘れずにまた明日から頑張れます!」「この事業には、食品配送だけではない付加価値があると感じました」「子どもの嬉しそうな顔を見て、私も嬉しくて温かい気持ちになりました」など、感謝の声が届いた。子ども食堂では、新型コロナウイルス感染症の影響により開催を中止しているところもあるが、フードパントリーを実施するなど工夫して、子どもたちの笑顔を守り続けている。
品川区は今年度もふるさと納税によるガバメントクラウドファンディングを活用して寄付を募集。12月1日現在、目標額の500万円を達成したが、さらなる事業の充実を目指して、引き続き人々からの寄付を募る。
受付期間12月31日まで。