2022年12月12日 09:08

ヴェルヌクリスタルは、12月10日に開催された「信州ベンチャーコンテスト2022」の公開審査で起業部門グランプリを受賞した。

「信州ベンチャーコンテスト2022」は、「あなたが創る!信州の未来!」をキャッチフレーズに「信州を元気にする」新規のビジネスプランやビジネスアイデアを持つ個人や企業に発表の場を提供し、プランやアイデアの実現を促進することを目的として、毎年開催されている。起業部門、アイデア部門、高校生部門の3部門があり、本年度は53件の応募があった。

ヴェルヌクリスタルの事業内容は、各種結晶等の機能性材料の開発・製造ならびに販売、材料を用いた機器および部品の設計・製造ならびに販売、関連する情報・ソフトウェアおよびデータサービスの提供、技術およびノウハウの供与ならびにコンサルティング。同社は、「信州ベンチャーコンテスト2022」起業部門に「無機結晶材料により土地の個性を活かす地産水の展開」のビジネスプランを提案し、グランプリを受賞した。その土地に固有の水「地産水」は、地域の個性あふれる食品産業の基盤となっている。しかし、地産水にはミネラル成分のみならず重金属も含まれており、除去処理が必要となっている。同社は、重金属のみを選択的に除去することができる無機結晶材料「信大クリスタル」をコア技術として、土地の個性が活きる「地産水」を起点とした価値創造を実現するプランを提案した。同社では現在、高機能結晶を社会実装するパートナー企業との連携を強化している。

ヴェルヌクリスタル