2022年12月07日 11:46

リケンテクノスのバイオマスプラスチック製品 RIKEBIO(R)(リケビオ)に、新たなシリーズ「Natural RIKEBIO(R)」が加わった。新たなシリーズとして開発された「Natural RIKEBIO(R)」は、本来廃棄される天然資源を同社の独自の配合加工技術によってコンパウンド化。成形加工材料として有効活用することで、廃棄物の削減を目指したもの。

ポリプロピレン(PP)をベースに天然資源を最大60%まで含有させることができ、石油由来のプラスチックの含有率を下げ、「減プラスチック」「脱プラスチック」への貢献が期待されている。廃棄される天然資源には、間伐材などの林産資源や茶殻・もみ殻などの農産資源、貝殻などの水産資源も。地産地消で調達できる場合も多いことから、コンパクトな輸送網を構築でき、環境負荷の低減にもつながる。

同社では、これら資源の添加量を要望に応じてカスタマイズすることが可能であり、風合い・色合いを調整することができる。PPの他に塩化ビニル樹脂(PVC)や熱可塑性エラストマー(TPE)への添加も可能。天然資源が本来持つ特徴を残しつつ、用途に応じて新たな価値を付与し、顧客の廃棄物削減へのソリューションを提供する。

なお、Natural RIKEBIO(R)コンパウンドは成形加工材料として射出成形・押出成形に適しており、成膜技術を応用したシート化の検討も進めている。同社製品情報はこちらから。