2022年12月07日 09:04

おひさま総合研究所は、日本初となる兼業農家になることに特化した就農スクール「チバニアン兼業農学校」の修了生が11月末時点で30名就農したことを報告した。

「チバニアン兼業農学校」は、兼業で農家になることを目的とした民間スクール。具体的には、就農の最大ハードルである農地取得、営農計画策定、新規就農者認定、書類作成などを実際の農政担当者や有識者が伴走しながら指導し、短期間で農業者になることを目指す実践的学校だ。また兼業でありながら、収益を省力で上げるための六次産業化(ネット通販、ソーラーシェアリング、農泊、体験農業、農家レストラン、省力栽培等)の講義も行う。

睦沢町では、農業委員会、農政担当者、農業関係者、現役農家が講義に参加し、町の農地の斡旋や新規就農認定をサポート。他地域兼業就農の希望者には、用地探索から農地取得までを指導する(ただし就農地域は睦沢町に限定されない)。

1月から事業を開始し、現在、3期生の授業が開催中だ。人数は、1期生23名、2期生23名、3期生34名と回を重ねる度に人数を増やしてきた。

今回、修了生70名中30名が千葉県睦沢町を中心に、千葉県内にて各市町村農業委員会の許可を経て、就農を実現した。人数比率は、睦沢町27名、君津市1名、茂原市1名、いすみ市1名となる。大部分の就農者が、睦沢町の耕作放棄地や低利用地を中心に就農し、地域の農地保全を外部から実現している。就農者のほとんどは二拠点生活だが、8名ほど、当校を機会に移住をしている。

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