2022年11月30日 09:29

愛知県豊橋市は、自動車輸入台数日本一である三河港をPRするため、関東、関西からの玄関口である豊橋駅新幹線改札前に産業プロモーションブースを設置している。11月下旬から産業プロモーションブースにおいて、三河港で陸揚げされている輸入車「フィアット 500e OPEN」を展示。年1回、真夜中に行われる車両入れ替えを行っている。

産業プロモーションブースは、豊橋の産業をPRすることで、訪れる人たちにこの街の特徴を印象づけ、豊橋のファンを増やすことを目的としており、2013年4月から設置されている。特に、三河港が輸入自動車が金額、台数とも29年連続日本一で、輸出自動車も名古屋港に次ぐ2位、日本屈指の自動車輸出入港であることをアピールしている。

車の入れ替え作業は10月25日の深夜、東海道新幹線やJR東海道線など、豊橋駅に止まる最終列車を見送った後に行われた。9メートルの高さまでクレーンで慎重に上げたところで、駅西側のガラス窓から搬入。東西連絡通路にある展示用のガラスケースからは、1年間の役目を終えた展示車両が搬出され、クレーンで下ろされた。

11月22日には披露セレモニーがあり、豊橋市長、豊橋市議会副議長、豊橋駅駅長、豊橋商工会議所会頭、Stellantisジャパンと富士フイルム和光純薬の関係者が出席。ブースにかけられた白い布が取り払われると、幻想的なセレスティアルブルーの「フィアット 500e OPEN」がお目見えした。