2022年11月15日 12:35

このたび、美山町の「美山かやぶきの里」を舞台にしたESDプログラムを体感できる日帰りファムトリップが、メディア、旅行会社を対象に行われる。
南丹市美山町は京都府の中央部にあり、京都駅から車で約80分の場所に位置する、人口約3500人の町。「芦生の森」や、国の重要伝統的保存地区でもある北集落、自然と文化が融合した日本の農山村の原風景が残り、その全域が国定公園に指定されている。また、長年のエコツーリズムや農泊の取り組み、地域住民によるまちづくりが評価され、2021年には国連世界観光機関により世界44地域の「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」の1つに選定された。
現在、かやぶき屋根に代表される、伝統文化や持続可能な暮らしを教育旅行で美山町を訪れる学生が体験できるよう、ESDプログラムの造成を進めている。小学校高学年の生徒を対象にした、現地学習用のイラストマップやかやぶきの里を散策する際に用いるガイドシート、事後学習用の資料集などを新たに作成。地域住民や地域ガイドと連携し、地域に残る自然や文化、伝統食といった地域資源をESDプログラムに磨き上げた。
このたび、教育旅行関連事業者やメディア関係者に現地を見てもらう機会として、教育旅行をテーマとした、美山町での日帰りファムツアーを実施する。かやぶきの里でのESDプログラムの他、宿泊施設や体験施設、セミナールームなども巡る予定。日時は12月8日、定員10名、参加費無料。詳しくはこちら。