2022年11月14日 15:47

エド・インターは8月より、「炭義」社協力のもと、製造過程でキズや色むら等の不具合が発生し、商品としては販売の出来ない製品を炭化し、活用していく取り組みを開始した。

同社ではこれまで「おもちゃでみんな笑顔になろう!」プロジェクトにて産業廃棄物の削減を行ってきた。しかし本プロジェクトで寄贈する製品は、安全性や機能面で問題ない製品が対象。その枠から外れてしまう製品に関しては、産業廃棄物としての処理しかできなかった。そこで、今回そういった製品をさらに有効活用できないかと考え、おもちゃの炭化を実施。その結果、3tもの製品を炭化し、産業廃棄物量を大幅に削減することができた。

炭義社では、間伐材を使用した特殊な炭の製造や内装材、炭関連グッズの販売を行っている。炭化によってもCO2は発生するが、焼却炉と比較すると炭化炉はより環境に負担をかけない構造。しかも炭化でできた炭は、肥料になったり、脱臭剤になったりして有効利用されており、いずれも化学的に作られたものとは異なり、地球にも人にも優しい。

エド・インターでは、年間約12tもの製品が産業廃棄物として処理されていたが、今回の活動だけで25%もの産業廃棄物を削減することを実現した。また、「おもちゃでみんな笑顔になろう!」プロジェクトの実施、製品の品質向上による不良率の低減により、エド・インターで今年処理予定の産業廃棄物は、これまでより50%以上削減される見込み。当初目標として掲げていた「産業廃棄物の50%削減」を実現することに成功した。